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寄稿文 カナダ - 日本

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ヴィクトリア見聞録(Vol.3) 
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    ヒラリー氏

     

    ヴィクトリアの海辺から 
           Vol. 3 (2015年3月27日号)


    「白人最後のフロンティアの地」



    もうかれこれ20年ほど前になるだろうか。ある夏この
    島のダンカン市に住む夫の従姉妹が、ティーンエイ
    ジャーの子供
    3人を引き連れて、当時トロントに住ん
    でいた我が家に遊びに来たことがある。


    たまにしか会わない親戚ということで歓迎したのだが、
    その時トロントの印象を聞いた返事を今でも忘れる
    ことが出来ない。

    曰く「トロントにこんなにヴィジブル・マイノリティー
    がいるとは知らなかった!まるで私たち(白人)が
    少数派みたい」であった。


    私は内心「この家族は国策の多様文化主義ってもの
    を知らないのかしら?」と思ったのだが、その後しば
    らくして今度は私たちがこの島を訪れた時、白人一色
    の街に度肝を抜かれたのを覚えている。「なるほど、
    こんな所からトロントに来たらエスニックの人口の多
    さにビックリするだろうな」と思ったのだ。


    それからまた時は経ち、昨夏この島にトロントから
    国内移住してみたら、変わらずに(特に郊外では)白人
    が大多数を占めていることに改めて感心し、州の名前が
    British Columbia(英領コロンビア)”であること
    を再認識したのである。


    加えて到着後、国内移住して当市に来た女性たちの某
    clubに参加した際も、会員100余人の大方は白人で、
    エスニック系は4,5人いるかいないかである。


    フロンティア
    ニュー・カマース・グループの女性の集まり

    トロントは10余年前に、人口の最多を誇っていたイタ
    リア人がその座を中国人に明け渡したし、いまや「チャ
    イナタウン」と呼ばれる場所は大小併せると
    78ヶ所は
    あるだろうか。

    それに比べ、ヴィクトリアのは何と
    1ブロックのみで、
    東洋系の食材を売る店が
    3件という寂しさだ。
    市内には
    Asian Foodをかなり置いてあるスーパーもあ
    るが、トロントにはとてもとても及びも付かない。


    フロンティア
    ヴィクトリア市のチャイナタウンの入り口

    聞くところによれば、この島は「白人最後のフロン
    ティアの地」と言われているとかで、さすがの中国人も
    まだその数(人口の
    3.8%、2011年国勢調査)は知れ
    ているようだ。

    それを裏付けるかのように、先日訪れた州議事堂は
    83
    議席の内、名前と容姿のみの判断ではあるが、東洋人と
    おぼしき議員は
    8人(日系人1人)で9.6%だが、黒人は
    皆無。


    フロンティア
    BC州議事堂。建物の輪郭に沿って一年中灯りがともる

    フロンティア
    議事堂内

    これに比べオンタリオ州では、107人議席の約16%が
    エスニック議員である。


    本土のヴァンクヴァー市やその郊外に中国人が多いこと
    はよく知られているが、興味深いのはそれに対するヨー
    ロッパ系カナダ人たちの反応である。


    先述のクラブには、ヴァンクヴァーに比べヴィクトリア
    は雨量が格段に少ないため、シニアライフは当市で送り
    たいと言う人が実に多い。

    彼女たちと会話していると、私が中国人でないことが分
    ると「チャイナ・マネーはありがたいけど彼らの勢力
    が伸び過ぎるのは・・・」という態度が如実に見える。


    中国語のサインしかないショッピングモールへの不満、
    大邸宅の多くが中国人といった妬(ねた)み半分の
    口吻(こうふん)。
    トロントではすでに耳ダコが出来るほど聞かされた話題
    が口に上る。


    フロンティア
    ヴィクトリアの中華街にある龍の彫り物

    しかし、かつて日本人もバブルが弾ける前にはエコノ
    ミックアニマルと呼ばれ、
    NYの目抜き通りのビルを買い
    あさりヒンシュクを買った時代があった。

    最近は中国経済に翳(かげ)りが見えているとは言え、
    さてこのチャイナマネーの行くへは今後どうなるのか
    興味深い。






     

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