SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
CATEGORIES
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS

04
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
--
>>
<<
--

寄稿文 カナダ - 日本

<< ヴィクトリア見聞録(Vol.7) | main | メルマガ Little Free Library Boxes >>
ヴィクトリア見聞録(Vol.8)
0

    ヒラリー氏

     

    ヴィクトリアの海辺から
         Vol.8  (8月27日号)



    「温水洗浄便座」



    最近私は、かなり費用の掛かる日本旅行を控えている某カナダ人グループに、数回の予定で日本語を教えている。

    もちろん大人になってからの外国語習得が、そんなにスムーズに行くことはないため、ごく基礎的な言語の成り立ちと共に、日本旅行の心得を話すのである。


    では第一回目にどんな話題を取り上げたかと言うと、もう日本人には何も珍しくない「温水洗浄便座」の事をトピックにしたのである。

    まず私はこう切り出した。

    「日本人は世界で一番きれいなお尻をしている」と冗談交じりに言ったのだが、当然ながらほとんどの反応は「?」であった。

    そこで我が意を得たりとばかりに、あの機能満載のワッシュレットの話を持ち出した。

    だがとにかく、頭の中にその形態を想像してもらうのが先決であるため、一番手っ取り早いヨーロッパのホテルで見られる「ビデ」を例に挙げた。

    あの不便極まりない形から、如何に日本人がそれを進化させ、今や世界で最も進んだ「トイレ文化」を持つ国になったかを説明したのだ。


    なんとその普及率は80%近いと言うことだが、場所によっては駅の公衆トイレにだって備わっている所もあるのだから、さもありなんと思う。

    ところがここまで来てグループから出た質問は「でも日本語が分からなかったらどうやって機能を理解するの?」であった。

    私はすかざず「何も心配することはありませんよ。なにしろ万国共通の絵が描かれたいるのですから」と安心させた。


    続けて私は自分のある経験を話したのだ。

    もう大分前になるが、ある訪日の折りに、豆腐料理が専門で日本全国にチェーン店を持つレストランで、絵図の中に手のひらが描かれているのがあったのだ。

    私は一瞬「えっ、これは何のため?!」驚いたのだが、好奇心にかられボタンを押してみると、なんと便座がゆっくりと動きお尻をマッサージしてくれたのだ。


    この話にカナダ人グループは「まさか、信じられない!!!」といった表情。

    それでもめげず「これでもか!」とばかりに、今どきはトイレに入ったら便座のフタが自動的にスーッと上がり、便器の中にまで明かりが付き、女子トイレに至っては使用中は音消し雑音が流れたり、ゆっくり座って用足しをする際には、クラシック、ポップ、浪曲、演歌、童謡など好きな音楽が選べる・・・など次々に説明すると、グループ一同はもう抱腹絶倒。

    一体彼らがどんな体験をして旅行から帰って来るか、戻ってから話しを聞くのが楽しみというものだ。

    だがクラスの後に一人上品なご婦人がそばに来て静かに聞くに「あの〜、でもこちらのトイレのように普通のもあるの?トイレットペーパーは備えてあるの?」であった。

    「ええ、もちろん」と言ったものの、「でも日本旅行中はきれいなお尻でいてちょうだい!」と口から出るのを抑えるのに必死な私であった。

    ちなみに日本の代表的便器会社TOTOは、すでに1990年代には米国・中国に進出したというが、カナダなどではまだまだ認知度が低いことがよくわかる。

    日本のように普及するのは一体いつのことだろう・・・?
     




     

    | - | 04:34 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









    http://blog2.keikomiyamatsu.com/trackback/49