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寄稿文 カナダ - 日本

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爽やかな人
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    ヒラリー氏

     

    5月27日(水)記

     

    「何と爽やかな人だろう!」と人は良く口にする。

     

    言われる方は決して悪い気はしないと思うが、やはりこれは若者に向けての誉め言葉に限られている。例え年齢よりすごく若く見える人でも、もし5060代になった中年のおじさん、おばさんには残念ながら使える言葉ではない。

     

     10日ほど前の日本のメディアにはこの誉め言葉が飛び交った。

    言わずと知れた皇室の真子さまの婚約者になる男性、小室圭さんに向けての形容詞である。日本中が湧き立ち久々に明るいニュースとして受け取られた。その御年25歳の若者にメディアはこぞって「爽やか」とい言葉を口にした。

     

     

     私もニュースを見ながら「う〜ん、確かに爽やだわね」と思いながらも、ふと「誰かに似ているな・・・?」と思いを巡らした。で、ピンと思い当たったのはあの七福神の一人である大黒様だった。

     

      ふっくらとした頬から顎にかけての柔らかい輪郭と、ちょっと丸めの鼻からそんな想像を掻き立てられのだ。まだ正式に婚約者として発表されたのではないためか、号外の出た翌日の初めての記者会見では、すべての質問に「今申し上げることはございませんので、時期が参りましたら・・・」の一点張り。

     

     きっと宮内庁辺りから「絶対に余計なことは言うな!」とクギを刺されたのだろうが、これからは「時の人」としてさぞや大変なことだろう。

     

     スクープを狙うメディアの競争が激しさを増すことは疑う余地がない。それによってトレードマークともなった「爽やかさ」を失うことのないよう願いたい。

     

     皇室関連のことで思い出すのは、10数年前に雅子妃が第一子の愛子さまを出産なさった時のことだ。

     

      まだ私はトロント住まいだったが、テレビ局CTVからこの慶事について語って欲しいとの連絡を受けた。私は快く引き受け、日本の親戚が「記念に」と言って送ってくれた《ご結婚記念特別号》と題した写真満載の大判の雑誌や関連の写真集を何冊か抱えて出かけた。 

     

     詳細はよく覚えていないのだが、ライトの一杯当たるスタジオに入る前に大きな鏡のある化粧部屋で、顔が光るを抑えるためにパウダーをしこたま塗られたのは鮮明に記憶している。

     

     インタビュアーは、さすがに日本の皇室のことを調べ上げていた。

     

      雅子妃の経歴を始め、最初のお子さんである愛子さまが生まれるまでに9年もの年月を待たなければならなかったこと、男子のみが天皇の位を継承する日本の皇室のあり方も良く知っていた。

     

     もちろんその時はまだ愛子さまが誕生したばかりの時で、雅子妃はその二年後辺りから発病した「適応障害」なる病気にはかかってはおられなかった。しかし、その後の矢継ぎ早の「お世継ぎ」コールが、精神的に追い詰められた原因だったであろうことは容易に想像できる。

     

     久しぶりに記念特別号のページを繰ってみると、赤、黄色、ブルー、ピンクなどのファッショナブルな装いに、スカーフなどを上手にあしらった結婚前の発しとした「大和田雅子さん」の「爽やか」な笑顔がページを埋めている。

     

     

     今生天皇が退位する日も近く、皇太子が天皇になるのに伴い必然的に雅子妃は皇后になる。本来の明るさと元気を取り戻し「さすが雅子妃」と言える日が来ることを一女性として願わずにいられない。

     

     

    後記:この記事をeマガジン「ビクトリア見聞録」の自分のコラムに書いたのは5月27日。それから3週間近い今(6月6日)、ネットに飛びかう関連のニュースの凄まじいこと!何ともお気の毒としか言いようがない。メディアに押しつぶされないことを願うばかりだ。

     

     

     

     

     

     

     

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