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寄稿文 カナダ - 日本

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和暦と西洋歴
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    ヒラリー氏

     

     

     今月20日、日本政府は天皇陛下の退位日を2019331日とし、翌日の41日に現皇太子が新天皇に即位すると発表した。これによって「平成」は313月末日で幕引をすることになる。 

     

     平均寿命が男女とも香港に次いで世界第二位と言う日本には“明治、大正、昭和、平成”と生き抜いた人もまだ何人かいるし、最高齢は117歳(明治33年生)という。もしその方が後一年半頑張れば何と(!)5代の天皇を知ることになるわけだ。

     

     このように天皇が変わるごとに新たな和暦に代わるのは「日本らしくていい」と言う人もいるものの、外国住まいだと真に面倒と感じる人は少なくない。すでにご存知の方も多いが、一応換算法は以下の様になるので記しておこう。

     

    西暦から平成に変換:西暦に「12」を足す→「2017122029」下二桁を取り平成29

    平成から西暦に変換:平成から「12」を引く→「291220002017

              平成2年は「21220001990

     

     1989年に「平成」と言う年号になった時、私は日本経済新聞のトロント支局で仕事をしていた。当時はまだ一番早い通信手段はFAXで、受信ごとに器械が「タッタ、タッタ」という特有の音を立てながら、設置された紙に内容が印刷されて受信者の手元に届いた。

     

     枚数が多ければどんどん床に落ちるため、長い文章の場合#を付けることを忘れないことが大事だった。新聞社であるから長文の原稿を送受信することも多く、これを怠れば相手に大変迷惑を掛けることになる。

     

     今でも忘れないのは、1989年(S6417日に当時の内閣官房長官小渕恵三がこの新元号を発表するや、FAXが東京本社から送られて来た。トロントは夜中だったため、朝オフィスに行くと前夜届いた「平成」と書かれた紙と号外の新聞の縮少版が器械の上に乗っていた。

     

    小渕恵三氏の若いこと!

     

     もちろん当時も、電話によって情報を素早くキャッチすることは可能であったが、今の様に一般の人々が世界を駆け巡るニュースを瞬時に得られる時代ではなかった。その日はトロント在住の日本人からの問い合わせが殺到し、支局は対応に追われたのが懐かしく思い出される。

     

     来春にも決定される可能性があるという新元号は、どんなものになるのか今から予測は出来ないが、端末さえあれば今はどんな人も発表と同時に知ることが出来る。

     

     たかだか30年という時代の流れなのだが、この間に情報手段の世界がどれ程変わったかを振り返ると、驚きと共に圧倒される思いを禁じ得ない。次期天皇陛下から、またその次の天皇になる頃世の中はどのように変化しているのだろうか・・・。

     

     

     

     

     

     

     

     

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