SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
CATEGORIES
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS

12
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--

寄稿文 カナダ - 日本

<< ビクトリアで見るイサム・ノグチ | main | 死者を悼む >>
時代と共に変わるもの
0

    ヒラリー氏

     

     

     

     

    春たけなわの5月に世界を席巻した一番のニュースと言えば、何と言っても19日に執り行われた英国のハリー王子(33)とメーガン・マークル(36)の結婚式であったろう。

     

     

    王室や皇室の人々の結婚式は、庶民の日常からは掛け離れた出来事であるから、いつの時も耳目を集めるのは当然だが、それにしてもハリー王子のお相手には驚いた人が多かったようだ。

     

     

    女優としてのキャリアを持ち、しかも離婚歴がある。加えて母親が黒人、父親が白人と言うバックを持つアフリカ系米国人。

     

    一方ハリー王子と言えば、マリファナの喫煙や飲酒で問題を起こしたり、友人の仮装パーティーにドイツのハーゲンクロイツ(鈎十字)を腕に巻いた扮装で出席したり、はたまた全裸写真を撮られたり・・・。

     

    お騒がせ行状の多い若者だったが、その度言われたのは12歳で母親のダイアナ妃をあのような形で亡くしたことがトラウマになっていると言う「可哀そう節」である。

     

     

    まあそんな王子様だっただけに、3歳も年上の大人の女性と結ばれたことに英国民の多くは安心したとか。確かに異色のカップルであることに間違いないだろうし、結婚式にも独自性があふれていたことは、今更書くに及ばない程話題をさらった。

     

    英王室でただ一人正統派の威厳を保っているエリザベス女王が、この一連の流れを心の奥の奥でどう思っているかは知る由もない。しかし女王の4人の子供の内、一番下のエドワード王子のみが一回目の結婚を維持しているのみで、後は全員離婚経験をしており、その都度醜聞をまき散らしている。長男のチャールス王子に至っては・・・。

     

    となれば、欧州で一番伝統を重んじ格調高いと言われる英国王室と言えども、ハリー王子の異色振りなど今更驚くに値しないかもしれない。

     

    「人は世につれ、世は人につれ」(本来は「人」が「歌」である)ではないが、時代と共に世の中は変わって行くのである。

     

    多様性を意識した二人が伝統をそれなりに重んじながらも、変容、寛容、人種の融和、と言った今後の進むべき道を結婚当初から示したことに大きな拍手を送りたい。

     

    あの荘厳な英国国教会の中で、黒人ゴスペル隊が「Stand by Me」を歌ったのも何と異例で素敵なことだったろう!

     

     

     

    そんな思いをしみじみ感じた2週間後に、私は日本の公益財団法人 海外日系人協会(The Association of Nikkei & Japanese Abroadが、ハワイで開催した「海外日系人大会in Hawaii」というイベントに参加した。

     

    例年の開催地は東京なのだが、今年は日本からハワイに初めて移民が渡ってから150年目に当たるため、盛大なイベントが当地の記念行事コミティとの協賛でワイキキで執り行われたのである。

     

    それに併せて日本からは秋篠宮ご夫妻が参列されたのだが、英国の王室とは「何と言う違い!!!」かと私は思わず大きなため息を漏らしてしまった。

     

     

    会場へのお出ましは3回ほどあったのだが、出席者には前もって「あれをしてはいけない」「これをしてはいけない」等の決まりを知らされた。

     

    またその都度の秋篠宮様の祝辞も決まり切ったものの上、壇上を降りての出席者との交流も形ばかり。

     

     

    しかしこう書けば、「日本の皇室は諸外国の王室とは違う。万が一のことがあったらどうする!日本には日本のやり方がある」という声が必ず聞こえる。

     

    だが本当にそうだろうか?

     

    特に今回は、ハワイと言う南国のリラックスした雰囲気の中でのことなのだ。形だけを重んじるのではなく、時代と共に、そしてその場の状況に併せもう少し臨機応変に柔軟性を持たせては何故いけないのだろか。

     

    心底そう思える、心に刻まれることの全くなかったご臨席であった。

     

     

    だがこれも時が過ぎれば、「ハワイへの移民開始150周年にあたり、日本からは秋篠宮ご夫妻が・・・」となり、ご出席したことだけが燦然と歴史に刻まれることになるのだろう。

     

     

     

     

     

     

     

    | - | 07:20 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









    http://blog2.keikomiyamatsu.com/trackback/80