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寄稿文 カナダ - 日本

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「孤独死」への不安
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    ヒラリー氏

     

     

    一月も半ばを過ぎたある日、日本からのメルマガ(朝日新聞)に「自分の孤独死「心配」増加、50%に」という記事が載った。

     

    日本の少子高齢化問題が、いつ頃から人々の口に上るようになったかの記憶は定かではない。だが今や大変な社会問題であることは、たとえ外国住まいでも、日本にルーツのある人なら誰もが知るところであろう。

     

    古い価値観が崩れ自由な生き方が進むに従って、出産年齢層の若い人々が子供を産まなくなった。それに半比例してシニアは増える一方である。戦後生まれの「団塊の世代」の中でも人口層が著しく多いのは19471949年生まれで、彼等も今や7072歳になろうとしている。

     

    元気なシニアが多くなったとは言え、この年齢になれば昔のように体力の無理は利かず、記憶力が徐々に低下し、人によっては持病を抱え、最悪の場合いつ死んでも驚くに当たらない年齢と言える。

     

    例え子供がいても、近所に住んでいない限り「いざ」と言う時に頼りにはならないし、彼等はちょうど働き盛りで、仕事の関係などで遠くに住んでいる場合も珍しくない。

     

    加えて大概の親は、「子供に迷惑を掛けたくない」と異口同音に言い、自分のために子供の将来を犠牲にすることは好まない。これはカナダでも同じである。

     

    となれば、メルマガの記事のように「孤独死」などという言葉が他人事でなくなるのである。

     

    この朝日新聞の記事は「人口減社会」をテーマに実施した世論調査の結果とのこと。数字を10年前のものと比べると、孤独死を心配する人は「多いに」と「ある程度」を併せ37%から50%に上昇している。

     

    国の推計では、2040年には全世帯の40%が一人暮らしになるそうだ。その内、家族以外で頼りになる人を聞くと、「福祉サービス」(36%)「友人」(26%)「近所の人」(16%)との結果が出ている。

     

    現在EUからの離脱問題で揺れる英国では、去年の丁度今頃メイ首相が、「孤独担当大臣」という新設のポストを設けて世界中で話題になった。

     

    この政策はシニアの問題だけに限定しておらず、子供や身体障害なども含んでの調査の結果設けられたもので、900万人もの人が「しばしば孤独」を感じており、その2/3が「生きづらさ」を訴えているとの報告だった。

     

    ではカナダに視点を移し2016年の国勢調査を見てみよう。

     

    BC州のビクトリアでは「未婚、離婚、死別」の合計は41%(カナダ40%)で、また一人暮らしは人口の33%(カナダ28%)との結果が出ている。

     

    移住記7

    ビクトリアの元気なシニアたち

     

    ちなみにビクトリアの平均寿命は83.1歳で、カナダの平均81.9歳と比べると1.2歳の違いがある。当市はカナダ国内で一番気候が温暖なため、老若男女を問わず、またどんな天候に寄らず、とにかく一年中「歩く」「走る」に怠りない人が多い。それが長生きの理由の一つとは容易に考えられるだろう。

     

    歩くのが大好きなシニアたち

     

    とは言え、リタイア後にビクトリアに国内移住して来たものの、冬は太陽の見えない雨の日ばかりが続くのが嫌で、キーンと空気の冴えた、太陽がキラキラと輝く−40℃の極寒の古巣の町に戻る人もいると聞く。

     

    当市の日本人移住者の間でも、シニアで一人暮らしの人はそれなりの数と思うが、最終的に「老後は何処で・・・?」と自問する人達の答えは何が一番多いのだろうか。

     

    知りたい所である。

     

     

     

     

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