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寄稿文 カナダ - 日本

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英王室のご立派な決断
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     ヒラリー氏

     

     

     おやおや、現代版シンデレラ姫のお話しは「ここで極まれりか・・・!?」そう思った人は世界中にワンサといるに違いない。

     

     今更詳細を書くのは止めよう。

     

     ただ元王族の一人だったハリー王子と、色々と曰くあるアメリカ女性メーガン妃が、英国王室での地位を無くしたことで、カナダ・BC州のビクトリア市(以下V市)郊外に住むことが確実になりつつある。その町に住む者として、感じることを書いておきたいと思う。(称号は1/20以前のもの)

     

     まずこのニュースは、ヘンリー王子一家が恒例のノーフォーク州にある王室の別邸「サンドリガム・ハウス」で、エリザベス女王とクリスマス休暇を過ごさなかったこと。代わりにV市郊外の知人の屋敷に来ていたそうだ・・・、と言うニュースが人々の口に上ったことから始まった。もちろん地元紙のTimes Colonistがそれを報じたからだ。

     

     英国色の強い白人中心の小さな町V市。ニュースのスポットが当たることなど滅多にない静かな町V市。そんな場所で世界屈指のセレブ一家がクリスマス休暇を過ごしたとなれば、それはもう一大事件!ある事ない事を人々が囁やくのは無理ないと言うものだ。

     

     夫妻がカナダを選んだのは、イギリス連邦の加盟国であり英連邦王国の一つであるからに他ならない。加えて昔メーガン妃がカナダに住んだことがあり、良い思い出があるからと言うのも一つの理由だったとか。

     

     しかし日が経つごとに増える情報に伴い、常識あるカナダ人たちは「もし本当にカナダに住むことになったら、警備費はだれが?」と言う疑問だった。

     

     

     想像を絶するほどの費用は、RCMP(国家警察)が賄うことになると予測するのが常識と言うもの。カナダは立場上「来るな」とは言えない。さりとて彼らが居を構えても、世界にV市の名前が知られる以外に得になることは殆どないと言っても過言ではない。

     

     まあ例えば屋敷を購入するのなら不動産屋は儲かるだろう。

     

     すでに大手の不動産会社社長が、ニュース流失直後のインタビューに笑顔で答えていた。また屋敷の維持のためメイド、料理人、庭師等などが雇われる可能性があるかもしれない。

     

     となれば当地の人々の雇用促進に多少は貢献するかもしれない。また将来子供が私立校(当然!)に通うようになれば、学校は知名度が上がり関係者はホクホクかもしれない。だが現時点ではすべて「かもしれない」の域を出ない話である。

     

     微細に渡り報道される王室関連の収支が想像を絶する額のため、一般市民には「夢物語」を聞かされているようで現実味が薄い。そんな思いを反映してか、今月初旬の世論調査では73%が夫妻の移住に反対との結果が出た。

     

     だがよく考えて見れば、メーガン妃は多少ハリウッドで名の知れた女優ではあったにしても、結婚後「お妃様/サセックス公爵夫人」と呼ばれるようになったにしても、こんな高額のお金が動く生活は結婚前迄はやはり「夢物語」であった筈だ。

     

     それがどうだろう。王子様と結ばれ子供を出産し王室内での地位を確固たるものにしたことで、本来の自我の強いアメリカ女性に逆戻りしたのではあるまいか。

     

     幸運にも美貌であるとは言え、強烈な人種偏見のあるアメリカで、黒人とのハーフである出自には苦い思いもあったろうし、白人の父親との確執、すんなりと別れたとは思えない離婚歴もある。

     

     となれば人生の酸いも甘いも知っている38歳の筈で、自分で勝ち取った人生には絶対なる自信を持っている事は疑う余地がない。

     

     大学時代のスイートハートと結ばれた世の荒波知らずの義妹とは大違いで、堅苦しい王室に馴染めないのはよく分かる。

     

     一方お相手はと見れば、生まれた時から王子様として温室の中で育った3歳年下の世間知らずのお坊ちゃま。ただ一つ彼が背負っている拭いきれない悲しみは、わずか13歳であのような形で母親を亡くしたことだ。

     

     これが理由でパパラッチを憎悪し、出来うる限りそれから逃れようとする気持ちには同情する。しかしカナダに移住したからと言って、よもや彼等から逃れられるなどの甘い考えを持っていないことを切望する。

     

    クリスマス休暇でカナダのビクトリア市を訪れた時の写真

     

    今後状況は刻々と変わるだろうが、1/20エリザベス女王の声明は:

     ―娑聞澆慮務を退く

     殿下などの称号を失う

     8費支給は受けない

     ➃新居とした改造したお城の改修費を返却する。

     

     つまるところ夫妻が望む自由な生活をしながら王室の仕事も時には係わると言う「いいとこ取り」は許さないと言う厳しいお達し。

     

     色々取り沙汰されても、要はハリー王子一家が満足の行く生き方を選べることが一番大事。クリスマス直後のローカル紙の論説を借りれば「When Royals visit(今はlivehere, Let them be, let them be」。

    まさにその通りであろう。

     

     

     

     

     

     

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